【レビュー】「実は知らない英文法の真相75」丸暗記の英文法にうんざりしている人におすすめ!

英文法を暗記できない!

英文法を覚えたけど、「問題を解くためのルール」という感じがしてスピーキングに活かせない!

こんなことで困っていませんか?

そこで今回は「実は知らない英文法の真実75」という本を読んだので紹介しようと思います!

学校で無理やり暗記させられた英文法を「なぜそうなるの?」という視点から解説している本です。

実は知らない英文法の真実75

本書抜粋:

”あなたの本当の英語理解と英語上達を妨げてきたのは、誤って教わり覚えた英文法の知識です。

つまり、断片的な「ルール」を暗記するだけで、その本当の意味を知らなかったからです。

本書はそれらの「真相」を解き明かします。

本書を読むことにより、あなたが社会人・大学生なら、英語に対するもやもやが消え、バラバラの文法知識が連動して躍動し始めるでしょう。

あなたが高校生・大学受験生なら、暗記するだけでつまらなかった文法知識の本質がわかり、英語が楽しくなるばかりでなく、英文を読むのも楽になり、大学受験対策にも大きな効果を発揮するでしょう。”

著者は代々木ゼミナール講師の佐藤ヒロシ先生です。

佐藤ヒロシ先生は知識だけでなく「なぜそうなるのか?」というところまで丁寧に教えています。

丸暗記の英文法

突然ですが、以下の質問に答えられますか?

なぜ同じ動詞が自動詞にも他動詞にもなるのか?

使役動詞のmake/have/letの違いは?

abroadは副詞なのに from abroad といえるのはなぜか?

「〜でないと思う」I don't think so と I think not の違いは?

なぜto不定詞は意味上の主語になるのか?

おそらく大半の人は分からなかったでしょう。ここまで学校で教わることは少ないと思います。

本書では、このような75個の疑問を丸暗記ではなく理屈で理解できるように説明しています。

「実は知らない英文法の真相75」を読んで分かること!

上に挙げたような丸暗記させられていた英文法の「なぜそうなるのか」が分かります。

from abroadといえる理由?そんなの理由なんかないよ、そう決まっているからじゃないの?

こう思っている方がいるかもしれません。

ここでは「from abroad」といえる理由について解説します。

例えば、「海外に行く」をgo abroad(◯)ではなく、go to abroad(✕)と書いてしまうミスがよくあります。

これがなぜ間違っているのかというと、abroadは副詞なので、toは要らないからです。

逆に言えば、toなどの前置詞は基本的に名詞を取るからです。

一方、go to schoolなどはschoolが名詞なのでtoが必要です。

では、次の表現はどういうことでしょうか?

He returned from abroad.

「海外から」はfrom abroadといいます。

ここで先ほどの説明と辻褄が合っていないことに気付きましたか?

fromもtoと同様に前置詞であるはずなのに、副詞であるabroadを後ろに取っています。

これが正しいといえるのはなぜか?

本書は、「例外だから」という説明では終わりません。

abroadの接頭辞a-は方向を表し、前置詞toに相当します。

つまり、副詞といってもabroadは「海外に向かって」というtoに相当する意味を含んでいる、すなわちはっきりした方向性を持っているのです。

そのため、「海外へ」というときはわざわざto abroadと言う必要がないのです。

しかし、「海外から」となると、方向が逆のためにfromを伴って名詞として機能せざるをえないのです。

homeにも同じことがいえます。

「帰宅する」はgo homeであり、go to homeではありません。

しかし、at homeという表現が存在します。

これは副詞のhomeがtoの意味しか含んでいないためです。

I'm home.(ただいま)

  • 「外出先から家に着く」という方向性

Please make yourself at home.(どうぞ楽にしてください)

  • at home(家にいる)ような気分にさせる

ただ、abroadはtoとatの意味を持っていますが、副詞homeはtoの意味しか持っていません。

He is well known both at home and abroad.

(彼の名は国内外ともによく知られている)

ここでのhomeは「国内」の意味ですが、atの意味を含んでいるabroadにはatは用いられていないことが重要です。

「実は知らない英文法の真相75」がおすすめな人

  • 英文法を丸暗記するのが苦手
  • 「なんでそうなるの?」と思う英文法がたくさんあり、文法書の説明に納得がいっていない人
  • 英語に興味があり、知的好奇心の旺盛な人

「英文法が苦手な人」にも「英文法が得意で興味がある人」にもおすすめな本です。

「実は知らない英文法の真相75」がおすすめじゃない人

  • とにかく試験で点が取れればいい人
  • 受験後は英語を勉強するつもりはない
  • 英語に興味がない

総じて「英語が好きではない人」は読んでも楽しくないと思います。

読んで思ったこと

私が読んで思ったことを3つ紹介します!

①コンパクトで読みやすい

単元が75個ありますが、1つの単元が見開き2ページで解説されています。

この見開き2ページという量が、少なすぎず詳しすぎずちょうどいい量です。

少なすぎると物足りないですが、詳しすぎると飽きてしまいますからね。

②ライティングにとても役に立つ

「anyとeveryの違い」などライティングで迷ってしまいそうなことがたくさん書いてあります。

他には、次のようなものがあります。

  • 「そうする」はdoかdo soか、あるいはdo it/thatか?
  • なぜI gave him it.はOKで、I gave him that.はOKか?
  • thatとtheの違いは?
  • 使役動詞make/have/letの違いは?

このような疑問で迷った経験がある人もあるのではないでしょうか?

③知らない文法を素通りしなくなる

「実は知らない英文法の真相75」を読んでから、知らない文法に出会うと「なんでこうなるんだろう?」と興味を持つようになりました。

「実は知らない英文法の真相75」を読んだ後に読みたい本

「実は知らない英文法の真相75」の続編です。

こちらの本も「丸暗記ではいけない!」というモットーで書かれていますが、かなり難しいです。

英語が得意だという方はチャレンジしてみてください!

まとめ

「実は知らない英文法の真相75」は、表面的な文法知識ではなく「どうしてそうなるのか?」という視点から理解することに重きを置いた本です。

丸暗記の英文法にうんざりしている人にはピッタリの本ではないのでしょうか。

ここまで読んでいただきありがとうございました!