【合格体験記】なぜ偏差値40の工業高校から学習院大学に一般入試で合格できたのか【GMARCH】

私は2021年度入試で工業高校から学習院大学国際社会科学部に一般入試で現役合格しました。

工業高校という大学受験をする人がごく少数派な環境でどのようにして勉強してきたのかお教えします。

併願校

明治大学 国際日本学部

学習院大学に合格したと言いましたが、第一志望は明治大学でした。

しかし不合格となり、合格した学習院大学へ進学することになりました。

志望校選びの基準

私は、受験校を"やりたいことよりも受かりやすさ"で決めました。

国際社会科学部と国際日本学部。気付いた方もいると思いますが、どちらも国際系の学部です。

国際系の学部は、入試で英語の配点が高いことが多いです。

高校3年生受験期の当時、私の偏差値は、英語63、国語55、政治経済65ほどでした。

そこで私は、「3科目が同じ配点の大学学部を受験したら国語が足を引っ張って落ちてしまう」と考え、英語の配点が高い国際系の学部を受験することに決めました(社会の配点が高い大学はほぼない。少なくとも私は知らない)。

「やりたいことじゃなくてもいいの?」と思われる方がいるかもしれませんが、これには私の持論があり、言葉を選ばずに言うと、大学で学ぶ勉強は専攻しなくても十分学べます。

理系は違うかもしれませんが。

なので、私は比較的楽な学部に入ろうと思いました。

法学部のような勉強が大変な学部に入ってしまうと、やりたくもないのに法律を学ぶことになってしまいます。

やりたいことではなく、受験戦略的に志望校を決めるのは賛否両論あると思いますが、少しでもいい大学に行きたいという方は私のように志望校の決めて頂くのもいいと思います。

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活動

部活は高校1年生のときにソフトテニス部に入っていましたが2週間で退部したので、ほぼ3年間帰宅部でした。

ちなみに辞めた理由は、その年の11月に行きたいライブがあったのでバイトを始めようと思ったからです。

志望動機

私の志望動機では、「なぜ〇〇大学を目指したのか?」よりも「なぜ大学受験をしようと思ったのか?」という問の方が本質だと思うので、そちらについて話します。

結論から言うと、高校卒業後に働きたくなかったからです。

私は先程も言ったように、高校1年生の間はアルバイトをしており、一般入試はおろか大学に行くことすら全く考えていませんでした。

なんとなくその辺の企業に就職するんだろうな、漠然と考えていました。

しかし、高校2年生に差し掛かる頃に将来について考え始めます。

このまま田舎の高校を卒業して地元企業に就職。定年まで高校や会社のコミュニティで生きていく。

そう考えた時に、対して変化のない、刺激のない将来に絶望を感じました。

ではそれを回避するにはどうすればいいのか?

ずばり、東京の大学に行くことでした。

東京に行けば自分の知らない世界があると思いました。

工業高校から大学に行く人は99%が指定校推薦・AO推薦を利用します。

私も指定校推薦を使おうと思っていたのですが、推薦枠が来ていたのは地元の偏差値BF〜35.0の大学ばかりでした。

それに、大学について調べていくと、偏差値の高い大学に行けば様々なメリットがあることを知りました。

これらの理由から、それまでに耳にしたことがあった明治大学を志望校にしました。

利用した参考書

私は英語、国語、政治経済の3科目で受験しました。

かなりの量の参考書を使いました。

工業高校の授業は半分ほどが学科の専門科目で残りが5教科や体育などの一般科目です。

しかも、5教科は中学校の復習みたいなものなので大学受験に向けた勉強はすべて独学でしました。

英語

ここでは、特に役に立ったものを紹介します。

単語帳システム英単語

『シス単』は大学受験向けの単語帳の中でもかなり有名なものですね。

他にもターゲットなど有名な単語帳がある中で『シス単』を選んだ理由は、表紙の虫(タンゴムシ)が可愛かったからです。

また、こちらでは英単語の覚え方について解説しているので参考にしてみてください!

文法書(問題集)Next Stage

これもかなり有名ですね。

中堅私立大から東大まで幅広く対応している文法の問題集です。

ネクステのいいところは、なんといっても圧倒的な網羅性です。

過去問の文法問題で間違えた時、ネクステを開いてみるとほとんど載っています。

文法の問題集はこれ一冊でOK、と胸を張って言えます。

文法書(講義系):大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)

「問題集と講義用って何が違うの?」と思った方に説明すると、

問題集:講義用で覚えたことを問題を解くことで知識を定着させるため

講義系:文法を覚えるため

講義系でインプットして問題集でアウトプットします。数学で公式を覚えたら問題を解いて覚えるのと同じです。

話は戻って、なぜ『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』を使ったのか?

それは、シンプルにめちゃくちゃ分かりやすいからです。

私がこの参考書を使ったのは高2の初め、つまり動詞と形容詞の違いも分からないような頃です。

そんな私でもつまづくことなく、英文法に苦手意識を持たないで勉強できたのはこの参考書のおかげです。

私のイチオシの文法書ですが、ある程度英文法を学んだ人にはあまりためにならないかもしれません。

英文法なんて全く知らない、本当の初学者向けです。英文法で今つまづいている方はぜひ使って見てください。

英文解釈:英文読解入門基本はここだ!

英文法と英文解釈は似ているですが、違いは以下の通りです。

英文法:文章を構成するルール

英文解釈:文章を正確に訳すこと

役割が違うのでどちらもやらなければなりません。

『基本はここだ!』は、英文解釈の中でもっとも易しい参考書です。かなり薄い参考書で網羅性バッチリなので本当におすすめです。

長文:英語長文ハイパートレーニング

『英語長文ハイパートレーニング』シリーズは、3つレベルに分かれています。

『英語長文ハイパートレーニング1 超基礎編』 高校基礎レベル

『英語長文ハイパートレーニング2 標準編』 共通テストより少し難しいレベル

英語長文ハイパートレーニング3 難関編』 MARCH〜早慶レベル

私は2と3をやりましたが、このシリーズでMARCHレベルまでは対応できます(早慶は+αが必要)。

『英語長文ハイパートレーニング』のいいところは、解説が詳しいところです。SVOCが振ってあるだけでなく設問の解説もかなり詳しいです。

また、冊子の後ろの方に長文の本文が載っており音読しやすくなっています。

他の参考書はこちらで紹介しています!

【英語】偏差値40から独学で学習院大学に合格するために使った参考書【GMARCH】

今回は、私が工業高校から学習院大学へ独学で合格するのに使用した参考書を全て紹介します! 偏差値40からの完全な独学なので、かなりの量があります! 目次英単語英単…

ここでは、特に役に立ったものを紹介します。

現代文

田村のやさしく語る現代文

次に紹介する『入試現代文へのアクセス』は問題集ですが、『田村のやさしく語る現代文』は”現代文の読み方”を学ぶ参考書です。

物語には起承転結がありますが、同じように現代文の文章には決まった流れがあります。

これを学べる参考書の中で最も初心者向けなのが「『田村のやさしく語る現代文』です。

「やさしく語る」と言っているだけあって、喋り口調で説明してくれています。

問題集の前にこっちを先に勉強することをおすすめします。

入試現代文へのアクセス

この参考書も『英語長文ハイパートレーニング』と同じく3つのレベルに分かれています。

『入試現代文へのアクセス 基本編』 共通テストレベル

『入試現代文へのアクセス 発展編』 MARCHレベル

『入試現代文へのアクセス 完成編』 早稲田・上智レベル

私は基本編と発展編をやりました。

『入試現代文へのアクセス』のいいところは、本文の解説設問の解説があるところです。

設問の解説がある問題集は多いのですが、本文の解説まできちんと載っているものは少ないです。

設問を間違えた時は、本文をきちんと読めていないことが多いので、本文の解説が載っていると間違えた原因の根本的な解決になります。

単語:読んで見て覚える 重要古文単語315

有名な古文単語は他に『ゴロゴ』などがありますが、ゴロゴは語呂で覚えるので試験中に思い出す時間がかかると思い、止めました。

『読んで見て覚える 重要古文単語315』のいいところは、単語ごとにイラストが付いており、直感的に単語をイメージできるところです。

レベルは、共通テスト〜早稲田まで幅広く対応しており、古文単語帳はこれ一冊でOKです。

文法:望月光の古文教室 古典文法編

「四段活用?なにそれ?」というレベルから、学習院大学合格まで導いてくれたのが『望月光の古文教室 古典文法編』です。

少々ボリューミーなのですが、古文を得点源にしたい人にはおすすめです。

他の参考書はこちらで紹介しています!

【国語】偏差値40から独学で学習院大学に合格するために使った参考書【GMARCH】

今回は、私が工業高校から学習院大学へ独学で合格するのに使用した国語の参考書を全て紹介します! 0からの完全な独学なので、かなりの量があります! 受験勉強は高2の…

政治経済

ここでは、特に役に立ったものを紹介します。

講義系:蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本

政治経済の講義系参考書は蔭山・畠山の2大派閥があるのですが、私は蔭山を使っていました。

畠山は使っていないのでよく知らないのですが、畠山派も多いのでどちらでも大丈夫だと思います。

『蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』のいいところは、要点と話し言葉で書かれている解説が分かれているところです。

最初に要点が簡潔にまとめられており、その後に著者が分かりやすく噛み砕いて説明しています。

初見は解説までしっかり読み込み、サラっと復習したい時は要点を確認するといったように使うと、かなり効率的に勉強できます。

志望校がMARCH未満の方は、オーバーワークになるのでこちらがおすすめです。

問題集:私大攻略の政治・経済 要点整理と問題演習

私大攻略という名の通り、私大の過去問から抜粋された問題が多いです。

1冊の中でステップ1、ステップ2、ステップ3と分かれています。

ステップ1、ステップ2が共通テストレベル、ステップ3がMARCHレベルとなっています。

政治分野と経済分野でそれぞれ30題載っており、問題集はこの参考書1冊で十分です。

『蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本』で基礎を固めた後にアウトプットとして使ってください。

他の参考書はこちらで紹介しています!

【政治経済】偏差値40から独学で学習院大学に合格するために使った参考書【GMARCH】

今回は、私が工業高校から学習院大学へ独学で合格するのに使用した政治経済の参考書を全て紹介します! 政治経済は高2の春から英語と同時に勉強を始めました! 目次講義…

勉強時間

志望動機のところでも書いたのですが、私が大学受験に向けて本格的に勉強を初めたのは高校2年生からです。

高2の4月〜11月:平日3時間、休日5時間

高2の12〜1月(冬休み):8時間

高2の2月〜高3の1月:平日4時間、休日6時間

高3の2月(休校期間):8時間

「少なくね?」と思った方がいるかもしれません。

正直かなりサボってました。

高2の冬休みの勉強時間が多い理由ですが、夏、冬の模試で偏差値40代を取っており全く成長していないことに焦ったからです。

もちろんもっと勉強時間が増やせる人は増やしたほうがいいですが、勉強が本当に嫌いだったので休日はかなりサボっていました笑

過去問演習

過去問で合格点を初めて取ることができたのは、学習院大学は高2の9月、明治大学は12月でした。

学習院大学はその後の過去問でも安定して点数が取れたのですが、明治大学は10年分解いて合格点に届くのはせいぜい2回でした。

過去問演習に関して一つ言えることは、一年分は早めに解いてみた方がいいです。

私は高2の初めに解きました。

もちろん解けるはずないのですが、どんな問題が出るのか、自分と志望校にどれくらい距離があるのかなんとなくでも知っておくといいです。

ある程度基礎が出来てきた高3の夏以降は2週間に一回のペースで過去問を解いていました。

具体的には、土曜日に過去問を解いて、日曜日に解答と反省をして次の週に何を勉強するべきか計画を立てます。

そして次に過去問を解いたときにその計画が正しかったのか分析し、再び計画を練ります。

この繰り返しで、計画が正しければ次第に合格点に近づいていきます。

なぜ合格できたのか

1.考えていた

考えていたというのは、独学する上で「その選択が本当にじぶんにとって最適か」を考えるということです。

例えば、おすすめの英文法問題集を探しているとします。

この時に考えている人は以下のことに着目して参考書を選びます。

・難易度は適切か

・ボリュームが適切か

・解説は詳しいか

他にもあると思いますが、とりあえずこのくらいの目安はあります。

「ボリュームが適切か」というのは、言わば「英文法にどれだけ時間を割けるか」ということです。

あまり時間を割けないなら薄めの参考書で、重点的にやりたいならボリュームのあるものを選んでも大丈夫です。

一方、考えない人は、「〇〇っていうYoutuberがおすすめしてた」とか「有名だから」という理由で選びます。

もちろんおすすめを買ってもいいのですが、今の自分にその参考書が適当なのかを一旦考えてみてください。

2.やらないことを決め

やらないことを決めるとは、いわゆる「捨てる」ということです。例えば自分の場合は漢文(国語)です。

第一志望の明治大学で漢文が必要でなかったので、漢文が必要な大学は受験しなかったり共通テスト利用もしませんでした。

また、現代文は努力対効果が英語と政治経済に比べて低いと感じたので極力時間をかけないようにしました。

政治経済の時事も捨てました。

仮に時事が出題されたとしても全体の1割程度なので、そこを狙うより参考書の決まった範囲を完璧にするほうが大事だと思いました。

結果論にはなりますが、時事はほぼ出題されなかったので作戦勝ちです。

もちろん時間に余裕があるならしっかり対策するべきですが、非進学校の人はそうもいかないと思うので「やらないことを決める」のは受験戦略として重要です

3.内職

内職をしていなければおそらく合格していませんでした。

先ほど勉強時間について話しましたが、あの数字に内職の時間は含んでいません。

内職は「授業と関係なく自習する」ことです。

私は体育と工業科目の実習以外は内職で暗記モノをやっていました。

「先生に怒られないの?」と思う方がいるかもしれません。

怒る先生の授業は諦めて内職をしないか、覚えたい内容を書いた紙を入れたクリアファイルを机に置いて眺めていました。

長文を解いたり、現代文を解くのは止めたほうがいいです。

先生の視線が気になって集中できませんし、バレます笑

工業高校は勉強をする人は少ないので、私の場合先生に関心されて内職に目を瞑ってもらっていました。

ここまで読んでいただきありがとうございました!